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NPOトリトン・アーツ・ネットワークの活動レポートです。詳細はhttp://www.triton-arts.net
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ふたりでコンサートⅥ~オペラの楽しみ~


11月29日(日) 15:00開演
【報告:諸我将/千葉県在住/1階17列31番】

 客席はほぼ満員のようでした。遅れてきたお客さんがちらほらいましたが、丁寧に声をかけてもらい、案内してもらっていて笑顔でした。
 お客さんの中にはやはり詳しい人、好きな人、マニアックな人が相当数含まれていたようで、開演前後や休憩中の雑談に聞き耳を立てていると、テクニカルな話や業界の内輪話に加え、前と比べて云々という話が耳に留まりました。また、別々に来ているお客さん同士が知り合い、ということも多かったらしく、「あらあお久しぶり」の声もちらほら。
 二階席のお客さんは分かりませんが、ホールの規模が「最後列にいてもぎりぎり出演者と親しく話す感じになれる」というものだったので、ちょっと広めのサロンというか、そういう雰囲気で楽しめました。出演者、とりわけ三浦克次さんの話し方にもそれが表れており、友人と話すような、親しげな雰囲気がありました。お客さんもそうした気持ちなのか、拍手やMCへのリアクションには、よく知っている人に対する親近感があったように感じられました。リピーターが多いのでしょうか。ただしそれによって一見の客が阻害されたような感じはなかったので(MCも内輪ネタにならないよう気を配ってあったようで)、いい意味での親近感なのだと思います。
 三浦克次さんと中鉢聡さんはいずれもMCの喋りが達者で、お客さんにもウケていたようです。男性はこういう場で声をあげて笑うことはあまりないので笑い声は女性が中心でしたが、一部の「何にでもけたたましく笑うおばさん軍団」だけが笑うのではなく、色々な場所から笑い声が漏れました。三浦さんと中鉢さんはイケメンなので女性が特に好意的なようでしたが、男性も笑顔でした。
 とりわけ三浦さんのMCは「ユーモアもあるがあくまで上品な紳士」というキャラクターを完璧にこなしていて、「おっさん」ではない「おじさま」という人種を久しぶりに見たという感じです。いかにも面白いことを言っているという押し付けがましさがなく、面白いことを言うぞ、という気負いもなく、調子に乗ったり、逆に卑屈になったりもしない、見事に抑制のきいた話し方で凄かったです。あれを嫌いという人はまずいないのでは。いや個人的な感想ですが。
 歌詞を舞台上部に映し出すのは、見た限りでは好評だった模様。後列からだと歌詞と歌い手の位置が離れすぎてしまいちょっと視線が移動しすぎるきらいがあるのですが、どちらにしろ歌詞と歌い手に同時に集中することはできないので仕方がないのかも。文字はよく見えました。
 演奏については良し悪しを云々する能力がないのですが、聴いて「やはりプロだなあ」と頷かされる良さでした。曲の中では、第一部は(長いせいもあってか)〈人知れぬ涙〉、第二部は〈雨のロンド〉に若干大きな拍手が送られていたようです。〈雨のロンド〉の演出も皆笑っていました。〈四季の歌〉の中でポピュラーな歌が出てくると、ノッているお客さんがあちらこちらでゆらゆら動くのが見られました。個人的な感想ですが真横(しかも向こう側)を向いてもまったく声の響きが変わらない野田ヒロ子さんが凄かったです。
 個人的にどうしても照明に目がいってしまうのですが、エフェクトマシンとかを舞台上にゴロゴロ直置きしてしても、他にピアノしかない舞台なら特に違和感ないのだなあ、と分かりました。歌い手が動いていないのにピンスポが揺れるのは気になりましたが。
 終演後のお客さんの話も盗み聞きしていましたが、「よかった」という声がけっこう聞こえました。表情を見てもみな笑顔で、評判はいいのではないでしょうか。
by tritonmonitor | 2009-12-14 18:40 | ライフサイクルコンサート
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