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NPOトリトン・アーツ・ネットワークの活動レポートです。詳細はhttp://www.triton-arts.net
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2005年12月7日:ミロ・クァルテット               報告:川澄直美

【報告:川澄直美/会社員/1階R1扉9列30番】

長年、いろいろ演奏会へ出かけながら、弦楽四重奏は聴きに行ったことのなかった私ですが、今年になって初めてSQWの演奏会に。弦楽四重奏の森へ(サブテキストより)迷いこんでしまったようです。そして今回は、子供の頃から大好きなベートーヴェン。練習や勉強が好きではない私ですが、ベートーヴェンのピアノソナタの初期の作品は、練習していても苦にならないという思い出があります。家にある楽譜やCDを改めて眺めていたら、今回の弦楽四重奏作品18とは、まさにその辺りの作品。で、交響曲1番の直前の作品だということに気づいてしまったら、ライブで聴きたくなっていました。

SQWに出演される演奏家の方たちは、演奏会の直前に、レクチャーコンサートやアウトリーチ、ロビーコンサートをしてくださいます。ただ、私の場合、平日の昼間は聴きに行けない。残念だなぁと思っていたら、今回は日曜日に聴く機会があったのがうれしくて、ホールのお隣の晴海レクサスでのロビーコンサートへ。短い時間ながら、バラエティ豊かなプログラム。演奏会であまり演奏されない曲がほとんど。弦楽四重奏は、座って演奏しているのに、立ち上がりそうな勢いあるなと、見ていても楽しい音楽でした。最後の曲の「そりすべり」、オーケストラみたいだぁと、こどものように身を乗り出して聴いていおりました。この時点でCDを購入するか、かなり悩みました。でも、初めて聴くのはライブ!と決めて帰宅。

そして、当日。
いつもの開演時間よりも1時間以上早いのに、お客さんが多い。いつもより多いなぁと思ってたら、曲と曲の間だけでなく、楽章ごとにも、お客さんが少しづつ増えていく。その間、ミロQの方々は余裕を持って、着席するのを待っていてくださる。1階席にいた私には、この瞬間のミロQの表情を見たとき「この人たち、いいぞ。若いのに」と感じました。同時に、この余裕は、作品に対する思いの大きさと準備の万全さから生まれたのかなと考えながら、この6曲を聴くことが出来、なんだか貴重な体験しているなぁと。

プログラム・ノートにあるように、この日の演奏順は、1番から順番ではなく完成した順とのこと。2曲演奏した後、休憩が2回。計6曲。第1部は3番と2番。第2部は1番と5番。そして第3部は4番と6番。

第1部は、心地よいので、目をつむってしまいそうな瞬間もありました。第2部の第1番の出だしを聴いたとき、10代の頃、ピアノソナタの1番の第1楽章を初めて譜読みしたときを思い出してしまい、にやにやしてました。なんだか、大人になったような、プロが演奏するような曲みたいと感じて嬉しかった、そんな昔話。他のお客さんも、第1部とはちがって、活気をもって聴き入ってようにも感じました。心地よさよりも、流れに巻き込まれていく…そんなかんじでしょうか。そして第3部に入る前の休憩で、CDを購入。

 TANのスタッフやサポーター仲間の方に「買っちゃたぁ」と、見せて歩いているうちに休憩が終わって第3部へ。第3部にもなってくると、「お、ベートーヴェンだ」そんな感じがします。そうしてると、曲を追いかけているうちに終ってしまいました。もっともっと、聴きたいなぁ。アンコール何やるんだろうとワクワクしつつ、「そりすべり」また聴きたいと思いながら拍手しながらホールを見回すと、立ち上がって拍手している人たちもいたりして。アンコールはベートーヴェンの師でもあったハイドン。そしたら、第1部の曲をちょっと思い出したりして。

休憩入れて3時間半強。いつもより早く始まり、遅めに終った演奏会。それでも、CDのサインを求める人たちの列が長かった。ということは、演奏が、お客さんに伝わったってことなんだろうなと思いながら帰路につきました。
by tritonmonitor | 2005-12-19 17:18 | SQWシリーズ
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